大人アトピーの場合、立ちはだかる大きな問題がメイクしなければならないことです。メイクで、どうしても肌が傷ついてしまいます。
それは、異物の侵入が起こる為です。
メイクは色素や香料だけでなく、沢山の肌に負担となる成分が配合されています。
だからと言って、やめられません。スッピンと、メイクした顔とでは、別の私なのです。
そこで注目したいのが、基礎化粧品が持つバリア機能です。
お肌にバリアを張るのは、本来なら天然の保護膜である「皮脂膜」の役目です。
この皮脂膜は、感染から分泌された汗と皮脂腺から分泌された皮脂が肌の上でまじりあってクリーム状になったもの。
この天然のクリームが、肌内部から水分が蒸発するのを防ぎ、外部から有害成分や刺激物、アレルゲンなどが侵入してくるのを防いでくれているんですね。
でも、アトピー性皮膚炎の場合、この天然の保護膜が形成されにくくなっています。
だから、クリームなどで保護膜を形成する事が、肌の健康を維持するためにとっても役立つのです。
保護膜があると、メイクをしてもその成分が内部に侵入してきて肌にダメージを負うリスクもぐんと下がりますし、肌から保湿成分が流出してしまうのも防ぐ事が出来て乾燥をすすめません。
アトピー肌さんが保湿剤を使用しても、バリアがないとどんどん水分や有効成分が流れ出してしまい、結局乾燥してしまうのです。
保湿と保護がお肌の健康のカギだというのは、間違いないと思います。
特にアトピーが顔に出ている場合、服などの布で覆う事も出来ませんし、紫外線にも常にさらされ手で触ったり汚れたりしてしまうのです。
この敏感肌症状が出ている場合、皮膚科でステロイドと合わせて保湿剤の処方を受ける事もありますが、保護膜と保湿についてのスキンケアを基本とした考え方にしているところは少なく、どうしてもステロイドによる劇的な症状の解消を狙ってしまうようです。
ステロイドが絶対に悪いわけではありませんが、保湿と保護のためのケアなくしてはアトピースキンケアとは言えないのだと思います。