これはアトピーや敏感肌症状のなかで最もつらく、なおかつ悪化の原因ともなる症状です。
副交感神経が関係しているので、夜の9時以降(副交感神経が活発になる)から、特に強いかゆみを感じる事が多く、眠れないなどの話もよく聞かれます。
私も残業をしていると、いつも「どんどんかゆくなってくる」という状態でした。職場の洗面所で洗顔をしてスッピンで残業する事も多かったです。
メイクをしていると余計にかゆかった事と、かゆみを我慢できないので、掻いたときの傷にファンデーションが入り込んだらいやだな、と思ったことからの行動でした。
しかも、かゆみの症状には依存性があります。
掻く=すっきりするという図式が出来上がってしまうと、ストレスを感じたりした時の解消法として「掻きたい」という衝動がわいてきてしまうようになるのです。
掻けば掻くほど症状は悪化していくので、この悪循環はどんどん深みにはまっていきます。
症状の出ている場所は極端に乾燥している事がほとんどです。
湿疹部分に体液がにじんだり、細菌感染が起きたりしてジュクジュクになることもありますが、基本的には乾燥しているのです。
乾燥することで肌バリアは機能せず、肌そのものはスカスカになり、外部からの有害物質の侵入を防ぐことができなくなります。
さらに、内側に肌に必要な成分・物質を留めておくこともできなくなります。
炎症がおこることで、防衛本能の1つとして、メラニン色素の生成が行われます。
これはケガをしたり、紫外線を受けたりして肌が傷ついたときに肌を守ろうとして、メラノサイトという器官が刺激されることでおこります。
また、ステロイド剤を塗ったところに紫外線を浴びるとこの様な皮膚症状が出ます。
赤くなるメカニズムについては「顔が赤くなる原因」でご紹介します。
成人アトピーはの発症部位は、顔、首、胴体、腕、また手など上半身にあらわれる事が多く、特に顔に強く表れる事が多いようです。
顔が赤くなる、乾燥が目立つ、ザラザラする、というのはまさに典型的な症状ですので、気になる人は気をつけましょう。