肌は、「皮下組織」「真皮層」「表皮」の3つの層からなっています。
皮下組織は皮膚の一番底の部分で、脂肪を蓄え、外から加わる衝撃から皮膚の下にある血管や神経などを守るクッションの役目をしています。
真皮はその多くが弾力線維細胞で、コラーゲンやエラスチンなどでできています。
そして、表皮。
これが私たちが肌と呼んでいる部分です。この表皮はさらに4つの層に分かれていて、ターンオーバーによって常に生まれ変わっています。
肌は毎日生まれ、毎日剥がれおちていきます。この肌サイクルのしくみをターンオーバーと言い、28日周期で行われます。
基底層
ここが、お肌(表皮)の一番底。
肌細胞の生まれる場所です。
ここで細胞分裂し、肌細胞は成長を始めます。
有棘層(ゆうきょくそう)
つぎがこの有棘層。
ここでは、いらない成分が分解されます。
顆粒層(かりゅうそう)
この顆粒層では、肌細胞の隙間を埋めるための成分「脂肪間脂質」が生成されます。
この細胞間脂質は、のちの肌の質に大きく影響するものです。 顆粒層までたどり着き、変化してくるまでに約14日間、つまり半分の時間がかかります。
角質層
角質層に到達した状態で、肌細胞はすでに核のないものになっています。つまり死んだ細胞。
この角化した細胞が再表面にある事で、肌内部を守っています。ただこの細胞は、すでに死んでいるため、もうこれ以上の変化がありません。
ここに至るまでの間に、しっかりとした肌細胞に成長しているかどうかが、肌の質に大きく影響します。
角質層の役割は水分を保持し、表面を皮脂膜で覆い、みずみずしい状態で肌内部へ外から有害物質が入り込まないようにすることです。角質層では14日間を過ごし、その後、垢となってはがれおちていきます。 このターンオーバーは自律神経の働きによるものですので、意識的にコントロールすることはできません。
ターンオーバーのリズムを乱してしまう事はしないよう、気をつけましょう。
寝ましょう。睡眠が一番です。
この時間帯に他の事にエネルギーを使っていると、正常なターンオーバーが行われず、肌細胞の劣化がおこってしまいます。
また、肌が荒れていたり傷ついていたりすると、肌の入れ替えを急ぐため、ターンオーバーのサイクルが18日よりも短くなってしまいます。
すると、出来上がった肌細胞は質の悪いものとなり、さらなる乾燥や傷を招くことになってしまいます。
寝る前のケアとして、化粧水や美容液などによる保湿と質のいいクリームでの保護膜形成が、次の肌細胞作りに大きく影響します。毎日のケアがアトピーの顔症状に特に有効なのは、このように肌ケア自体が肌作りに影響してしまうからなのですね。
アトピーには保湿が最も大切。保湿状態を維持できるよう心掛けて、ケアをしていきましょう。